2007.06.20 Wednesday

◇ すごい人はすごい

 ここのところ、新しく組んだマシンや仕事につきっきりだったので、久しぶりに音楽の話題です。

 My Spaceで北海道の中学生サックスプレーヤー、寺久保エレナさんにたどり着いたのですが、すごいです、この方。My SpaceのページでSapporo Jazz Forest 2006の音源を配信されているのですが、既に中学生とは思えない、すばらしい演奏を聞かせてくれます。。渡辺貞夫さん、小野塚晃さん、本田雅人さんのような日本のトッププレーヤーと既にセッションされているというのも驚きです。

 ちなみに、Sapporo Jazz Forest 2006に出演しているカルテットのうち、セッションしているドラマーが同い年だという石若駿君でした。二人とも有望な若手ということで、名前は覚えておいた方が良いと思います。(この名前を見たとき、世間は狭いなぁと。ドラマーがいるんだから、他の楽器でスジの良さそうな人がいても全然不思議じゃないんですけど..)

 それにしても、これくらいの年齢の人は飲み込みが早いですね。少しは本人の持っているスジの良さもあるとは思うんですが、そこにたどり着くプロセスを苦ともせず、乗り越えていっているように見えるその姿に脱帽です。テレビに出てくる「プロ」の平均レベルの低下は著しいですが、このような方々が出てくるあたり、日本のミュージシャンやその卵たちはまだ捨てたものじゃないな、と思いました。

 けれども、その一方では生楽器のすばらしい演奏を聴いて感動する、という経験をしていない若い人も増えているんですよね。エレキやシンセ、型に填ったものばかり聞いていないで、もっと多様な「楽器の生の音」を知って欲しいものです。

Posted by キャニオン at 06:32 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽
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