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2006.12.25 Monday

◇ 本当の売れ筋

 今年を振り返ると、フォーク・ロック・ジャズ・クラシックが地味に流行した一年じゃないのかなと思ってます。

 フォークソングは団塊の世代から、ロックは情けないラブソング系からの揺り戻しから、ジャズはiTunes Storeから、クラシックはモーツアルト生誕250年という記念するべき年だったことの他に「のだめカンタービレ」の流行からと、起点は全部違うというのが興味深い現象ですね。

 もう一つ忘れてはいけないのが、現代シンガーソングライターの流行の兆し。フォークソングの流行ともほぼ一致するもので、大手レーベルが苦しむ理由もここから来ていると思うのです。シンガーソングライターが総じて自分の言葉で表現して、内容が地味なだけに、マスで売れるものにはなっていないけど、総数からするとかなりの勢いではないかと思うんですね。その分、このジャンルには、ジワジワとゆっくりとしたスピードで浸透してゆく強さがあると思います。(日本にもやっとそんな時代が来たのかな..)

 さらに、歌詞のトレンドとして、日本語を大事にした歌が流行っている気がします。日本語で書かれていることで、やはり心に訴えるものがあるんでしょう。

 最後に、12月20日に発表されたiTunes Store トップ 100の総合ランキングです。このランキング、定期的に見ると、本当に長く売れているものが見えてきます。オリコントップ100とは全く違う結果があるので、見ていて面白いんですよね。

 SMEとWarnerが出ていませんが、こんなものが売れたみたいですよ。

iTunes Store ベストセラー・ソング
iTunes Store ベストセラー・アルバム
Posted by キャニオン at 04:53 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽

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