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2006.11.05 Sunday

◇ [小野塚晃] 【CHINITA】

CHINITA 先週の日曜に注文していた【CHINITA】のCDがメール便で届きました。

 DIMENSIONのキーボード、小野塚晃さんのソロ活動としては、AIR JAZZ Vol.2で取り上げられている、三好“3吉”功郎氏(g)とのデュオと、AIR JAZZ Vol.5で取り上げられている納浩一さん(b)と鶴谷智生さん(dr)とのトリオの形態があって、【CHINITA】は後者のトリオです。

 今作は、小野塚晃さんの趣味である「キャンプを通じて出会った自然にインスパイアされて生まれた楽曲」とのことで、“霧の八幡平”という曲は幻想的な雰囲気がそのまま浮かび上がってくるような、そんな曲になっています。

 さて、AIR JAZZ Vol.5という形で広まったと思われる小野塚晃トリオですが、AIR JAZZは8トラックなのに対し、CDは9トラックあります。違いは2曲目の“2 Step Swing”と8曲目の“薫風”(CDのみ収録)、AIR JAZZでは7曲目の“High Wind”(AIR JAZZのみ収録)の収録の有無です。“2 Step Swing”は曲名の通りの楽曲ですね。

 もう一つの違いは、ライブは全て生ピアノで収録されていますが、CDはFender Rhodes Suitcase 73keysと、キーボードのMOTIF ES8を用いた曲があることです。また、レコーディングで使っているピアノはC.Bechstein C-232なのだそうで、ライブの演奏よりピアノの音がやわらかい気がしますけど、どうなんでしょう?ピアノの部分に関してはCDの方が音が良いですね。

 ただ、演奏の臨場感というのでしょうか。Jazzのライブ録音ならではの雰囲気がAIR JAZZの方にはあって、その雰囲気だけはCDにはないのが残念です。日程が合えば小野塚晃トリオも生で聴いてみたい気がします。

<収録曲>

1. Early Summer
2. 2 Step Swing
3. Why Did You Go ?
4. 霧の八幡平
5. 物知りバード
6. 蒼々
7. Chinita (Dreams)
8. 薫風
9. Slower Traffic

 どれも聴きやすくて素適な曲ばかりですけど、あえて選ぶとすれば、きれいで流れていくメロディが印象的な“Early Summer”、軽やかな“物知りバード”、 “Slower Traffic”を挙げておきます。(私はJazzをJazzとして聴くのは初心者..)
Posted by キャニオン at 07:37 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽 > Jazz・Fusion

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