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2006.08.05 Saturday

◇ [倉木麻衣] DIAMOND WAVE(Al)

DIAMOND WAVE 倉木麻衣さんの6thアルバム、『DIAMOND WAVE』(DVD付)をAmazonで買いました。店着日と同日に届いたのはビックリでしたが、DIAMOND Dayに渋谷に行ってもイマイチ気分的に盛り上がらない自分に少し驚いています。

 一応、アルバムは買うには買ったし、ライブツアーにも出かけるのですが、このままでは正直なところ不安です。

 このブログでは基本的に手元に長期にわたって残しておきたい曲を紹介したいので、今回は非常に厳しいコメントを付けたことは自覚していますが、その点は予めご了承下さい。

 では、全曲の紹介と感想を。

1. Diamond Wave 作曲・編曲:徳永暁人
 シングル曲。特に変更点なし。音がチープすぎる気がしますので、次回以降は編曲を何とかしてくださいな。

2. Ready for love 作曲:川本宗孝 編曲:Day Track
 編曲がレミックスを多く手がけるDay Trackなんですけど、そこは違和感なく聴くことが出来ました。ただ、はっきり言えるのはこれはレゲエではないということ。

3. ベスト オブ ヒーロー 作曲・編曲:徳永暁人
 シングル曲なんですが、音に若干の変更点があり、へなちょこながらギターの音が追加されています。これだけでややチープな印象が緩和されているようです。緩和されて割と好みの線に近づいてきました(こういう曲は意外と嫌いではないのですよ)が、音作りの面ではまだ勉強不足かも。徳永氏も..。

4. Juliet 作曲・編曲:岡本仁志
 GARNET CROWのギター、岡本仁志さんの作曲・編曲作品。おそらくこのアルバムの中で最も良い曲でしょう。一押しの秀曲。

5. Growing of my heart 作曲:大野愛果 編曲:葉山たけし
 シングルとミックスが変わっている曲パート2。この曲は去年のライブツアー終盤に向けて葉山氏が編曲を仕上げたライブのための曲でした。その後シングルがリリースされるんですが、今回はギターが一本追加されていて、音が変わっている印象があります。ライブはツインギターになったんでしょうか?

6. 会いたくて... 作曲・編曲:徳永暁人
 徳永氏はたまにこういう良い曲を書くから判らないんだよなぁ。この曲もJulietと並んで良い曲ですよ。歌一本のコーラスなしの曲なので、歌だけで勝負に出ているところに、かなり好感が持てます。

7. ホログラム 作曲・編曲:徳永暁人
 あまりにメロディが平凡すぎませんか?あと、この曲を歌わせたいんでしょうか??ちなみに、この曲ではBEING音楽振興会という、BEINGのミュージシャン養成学校の生徒さんがコーラス参加しています。

8. State of mind 作曲:大野愛果 編曲:葉山たけし
 百人一首の一句から始まるこの曲は、最近のBEINGでは強力なコンビが作曲と編曲を手がけています。メロディは大野さんらしく、しっかりまとまっている印象があるんですけど、ちょっと曲調がポップすぎてつまらない気もします。

9. 今 君とここに 作曲:綿貫正顕 編曲:Day Track
 綿貫さんというとめっちゃロックなイメージがあるんですけど、この曲はしっとりとした良い曲に仕上がっていますね。編曲もあまり違和感なく、良い感じに仕上がっていると思います。

10. Cherish the day 作曲:呉地マサキ 編曲:大賀好修
 割とギターで演奏を勝負している感じの曲で、大賀さんにしてはマシな編曲に仕上がっている気がします。さては注文が御大からついたな。(爆)曲は並かな。ラップもあるし。ギターの演奏だけは大賀さんは良いので、これからもギターは弾いてくださいね。

11. Voices of Safest Place 作曲:大野愛果
 SAFEST PLACEのアカペラバージョンです。原曲はシングル『Diamond Wave』のカップリングです。原曲はアレンジも含めてすごく良いので、そっちも聴くことをお奨めします。

 やや甘く付けて、それなりにOKな曲を挙げると3, 4, 5, 6, 8, 9, 10トラックを奨めておこうと思います。甘く付けないと4だけと言いそうになったので、少し甘くしたら曲が増えましたね..。(^_^;

 ここ最近、私は確かに生音にこだわっているし、シンガーソングライター系の曲にこだわって聴いている部分もあるんで、その点を差し引いたとしても、何かが足りない。iPodに入っている過去の曲では違和感なく聴けるのもあるだけに、「倉木麻衣の歌」が嫌いになったわけでも無さそうなあたりが曲者です。

 今作から再びディレクターの西室斗紀子さんとプロデューサーの長戸大幸さんが復活したのですが、やや遅きに失した感があるのは否めません。前作のセルフプロデュース『FUSE OF LOVE』で「足が地に着いていない」のがはっきりしたわけですから、その時点ですぐに手を加えるべきだったと思います。

 ジャンルを全部網羅していないと思う私が言うのも難ですが、プロデューサー&ディレクターさん、もっといろんな音楽を聴かせてあげて、いろいろ連れ回してください。クラシックでも何でも生で聴かせて、何か感じさせてやってください。たぶん、外で受ける刺激が少ないんだと思います。
Posted by キャニオン at 21:37 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽 > J-POP > GIZA > 倉木麻衣

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