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2017.03.24 Friday

◇ コトリンゴ×ビューティフルハミングバード 洋館プレミアムコンサート ライブレポ

 遅ればせながら、1月21日に、旧古河庭園の洋館で行われた「築100周年の旧古河庭園・洋館で聴く コトリンゴ×ビューティフルハミングバード 洋館プレミアムコンサート」のレポを。

 いや、ここで聴いたサラッとした感想はTwitterで書いていたのだけど、バンドメンバーと言い、組み合わせと言い、これはもう聴くしかなかったわけでして。

 旧古河庭園の庭園は冬なのであいにくの様相だったのだけど、本当はバラが美しい庭園で有名なのに、高校の時から近場なのに一度も行ったことがないというロケーション、ということもあって、今回初めて足を運んでみました。

 出演はタイトルのとおりコトリンゴさんとビューティフルハミングバードのお2人の2組なのですが、サポートが、楠均さん(ds)、千ヶ崎学さん(b)、田村玄一さん(ペダルスチール、スチールギター)というKIRINJIの面々。(後に、ただのサポートではないと判明するのだけど)

 しかし、演奏開始当初から全員揃っているという不思議な形態。曲はコトリンゴさんとビューティフルハミングバードのそれぞれからの持ちよりでした。
 ヴォーカルパートをコトリンゴさんと小池光子さんとで交互に入れ替わってみたり、コトリさんの番ではサポートの面々含めて演奏陣で派手に盛り上がるなど、誰を目当てに来ても「おいしい」コンサートでした。

 それにしても、コトリさん、3曲目に来た自分の曲で飛ばし過ぎなソロを披露で大歓声!(まだ開演から3曲目ですよ...)

 狭い空間なので、ドラムやシンバルにミュートが仕込まれているんだけど、シンバルのミュートが演奏中に飛んでいくハプニングが発生w でも、ブラシワークもあって楠さんのドラミングもなかなか。

 後半「悲しくてやりきれない」の後のMCで、田村玄一さんに「この世界の片隅に」の音楽賞の件を取り上げられていましたが、その収録曲の「悲しくてやりきれない」を文字ってコトリさんがボソッと「プレッシャーでやりきれない」とかわいらしい発言がw。

 ペダルスチールのような楽器を使って、ハワイのような感じにならないかと映画製作サイドから言われたらしいけど、全然そんなことはなかったという話も披露され、田村玄一さんの音の懐の深さを見られる話もあったのでした。

 そして、今回のすばらしいライブを企画するに当たって、実は千ヶ崎学さんが北区在住で、KIRINJIとビューティフルハミングバードの双方と接点のある彼が、2年も前から今回のライブを企画したものということが終盤に判明したのでした。

 そんな、いろんなプレミアムな会となったセットリスト。

<セットリスト>
1. 碧色を知れば(ビューティフルハミングバード)
2. 旅人(ビューティフルハミングバード)
3. classroom(コトリンゴ)
4. Snowman(コトリンゴ)
5. June(ビューティフルハミングバード)
6. ことりのうた(作詞:与田準一、作曲:芥川也寸志、作曲家が北区出身)
7. テーラー兄弟(コトリンゴ、Vo:小池光子)
8. ウメボシジンセイ(ビューティフルハミングバード)
9. Life is like a mountain railroad(Charles Davis Tillman)
10. Mountain high valley low(Yolanda Adams)
11. 悲しくてやりきれない(「この世界の片隅に」に収録、オリジナル:ザ・フォーク・クルセダーズ)
12. たんぽぽ(コトリンゴ)
13. 白い鳥(コトリンゴ、タバティがエレキギター)
14. 予感(コトリンゴ)

E1. おいでよ(コトリンゴ)
E2. Jambalaya(Hank Williams)

 こんな素敵なライブで幸先の良いスタートです。

 ちなみに、チケットは4,000円だったのですが、入園料・入館料込みなのと、この面々なんで恐ろしいほど安い。もう1,000円しても行ってたかも。

 公演後の物販でコトリさんサイドが持ってきていたCDが飛ぶように売れていて、在庫切れ。一応、オフィシャルで告知はされていましたが、主催は北区の財団なので、普段見ない方が大半で、和やかで良い会だったのではないかと。
Posted by キャニオン at 23:41 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽 > Live! > report

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