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2007.05.21 Monday

◇ 音は生でも無視されがちなこと

 音を編集する上で、各パートの音を独立で録ると音量調整が非常に楽で、後でテイクを選んだり、ミックス違いを簡単に作れちゃう利点もあるのですが、ワッとやったセッションならではの醍醐味が無くなっているのが問題かなと。

 結局、奏者が顔を合わせずに譜面通りに弾いていくという作業を楽器ごとに繰り返すからだと思うんですが..。奏者が相手を見ながら、その場で作り上げていくときと明らかに感じが違うんですね。なので、Jazzはライブ盤に限ると言っているのはこの辺の理由があるためなのです。

 では、トラック録りでもセッション風に仕上げるのは不可能かと言えば、そうでもないような気がします。相手が見えるけど、互いに音が混じらない環境で一斉に収録出来れば、ミックス作業も理想的でありながら、ライブ盤のような生きた音楽が収録できると思うんですね。このことに着目して作ったスタジオは無いのかなぁって思ってしまいます。

 なぜこんな事を思ったかって、村治佳織さんがAMANDAの収録でストリングスとギターを入れるときに、ストリングスは大部屋のスタジオで、ギターはガラス越しに見える別の部屋で同時に録った、というのをPodcastで聞いたからなのです。パート録りしてミックスする際に音が混じるのが問題なら、混じらなければ良いんでしょ、というのが今回の着目点。是非、記録という意味でのレコーディングを大事にして音楽が出来たらなと思います。
Posted by キャニオン at 05:01 | comments (0) | trackbacks (0) | 音楽

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