キャニオンのブログ～音楽とでじたるな日々～

2007.05.09 Wednesday

　実際に披露している内容は全く別物、年齢も二回り近く違うはずなのに、JiLL-Decoy associationとコジカナツルには何だか同じ臭いがします。

　組み合わせの妙というべきか、はたまたメンバーのバックグラウンドが各々違うことによるのか、その両方なのか。しかも、メンバー全員日本人ながら日本に純粋にありそうでなかったところ、（叩き味は違うけど）ドラムスが歌うところもそっくり。

　共にJazz系とされているので、ライブに行くたびにアレンジが違うのは当然のこととして受け入れているのですが、実は初聞きの状況が違います。ジルデコは私がドップリJazz-Fusionを聞いているときにフラッと出かけたので、かなりポップやロックに聞こえました。対して、コジカナツルはポップスを聞いているときに初めて出かけたのでJazzに聞こえましたが、日野皓正クインテットを聞いてみると、コジカナツルはロック色が濃いなぁと実感しています。

　でも、純粋にポップスやロック、Jazzかと言われると、どれにも当てはまりません。バンド自体が一つのジャンルになっていると言ってしまえばそれまでの話なのですが、1960年代からジャンルの融合が進んでいるので、特定のジャンルで単純にくくれるというのがそもそもおかしな話のはず。オンリーワンになれる、そんなアーティストが増えるのを期待したいものです。