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2006.09.06 Wednesday

◇ [竹仲絵里] ワンマンライブ@渋谷O-EAST レポ

 いやぁ、もう一週間以上も前の話になるんですね。竹仲さんのワンマンライブ@渋谷O-EAST。

 行きがけには、竹仲さんとの接点を作ってくれた竹井詩織里さんの『きっともう恋にはならない』をHMVでしっかりゲットし、文化村方面へ。でも、O-EASTが見あたらない..。「文化村再開発」というキーワードだけ覚えていたんで、残りはナビウォークで。(^^ゞ 実はかなり近くまで来ていました。

 無事付くと、100人くらいの群衆がO-EASTの前に。18:00開場で、1ドリンク代500円を取られ、会場に入りました。ドリンクチケットは帰り際に使えばいいやということで、前から5列目中央の席に。

 開演予定は19:00でしたが、10分くらい過ぎてからバンドメンバーが入場、personaだけに、あの曲から始まりました。

1. alice
2. スクランブル
3. アイニイクヨ
4. ちょうどいい
5. 連れてって


 竹仲さんが使うギターは“alice”がJ-200、“スクランブル”がJ-50だったんですけど、ステージ上にはギタースタンドが1本しか置いてありません。スタッフがギターを持ってきて、交換して帰るんです。後の建樹さんのツッコミで気づいたんですけど、竹仲さんが裸足でステージに立っているので、入力切換のフットスイッチを置いていないという、スタッフによる配慮だったのでした。(石井さんのギターも全てで4本で、スタンドに起ききれないのでスタッフが持って行っていました。常時設置は2本ですね)

6. 二人の明日(小林建樹 on the piano)
7. I need to be in love(小林建樹 on the piano)

 なんと、インディーズの『余韻』を制作し始める頃に出会った(2003年5月4日のMUSIC DAYでのセッション@STAGE ONE)という、小林建樹さんが一人目のスペシャルゲスト。今は平原綾香さんの『誓い』をはじめとして、楽曲提供者としての株が急上昇中の建樹さんですが、ポップなピアノとシンガーソングライターとしての温度の方が良いですね。こうやって作者が出てくるライブというのは私のような作家フリークにとっては有り難いものです。

8. 泣ける場所(弾き語り)
9. まなざし
10. 話そうよ
11. dislike you
12. 水色
13. 花咲く日まで(メンバー紹介)


 話そうよの後、ギターの石井さんがHummingbirdを持って、“dislike you”の始まりのフレーズを演奏し始め、ライブが盛り上がってきました。弾き語りで聴いたことのある“水色”もバンドアレンジであそこまで熱くなることも初めて知りました。

 そして、なんと、インディーズ盤の『four-leaf clover*』より“花咲く日まで”を披露。しかも、間奏部分でバンドメンバーを紹介してました。バンドマスターは石井マサユキさん(gt)で、草間信一さん(piano, key)、恒岡 章さん(dr)、石川具幸さん(b)、土田伸二さん(mp)がサポートメンバーだったとおもいます。ドラム、ベースはうろ覚えの記憶を頼りに..。間違っていたらゴメンナサイ。石井さんと草間さんはお馴染みの顔となりつつあるみたいですね。石井さん、ヒゲがきれいに剃ってあって、本当に石井さん?って感じでしたけど..。(TFMの公開収録の時に、ヤマハのエレアコを弾いていたときに、無精ヒゲを生やしていたと記憶しているので..)

14. gerbera

 あれ、聞き足りないぞ!?とばかりに、当然のごとくアンコール。(笑)

E1. 雨と虹
E2. サヨナラ サヨナラ(小渕健太郎, on the guitar, chorus)

 お台場で19時にステージに上がっていた、小渕健太郎さんが二人目のスペシャルゲストとして登場しました。竹仲さんが小渕さんを「小渕健太郎君です」と紹介すると、「どうも、小渕健太郎君です」という小渕さんが紹介を受けていたのが可笑しかったです。このステージでは、小渕さん(アコギ)、竹仲さん(J-200)、石井さん(エレキ)のトリプルギター、“サヨナラ サヨナラ”の生のコーラスを見ることのできる貴重な機会となりました。小渕さんのトークも面白かったです。

 ここでバンドメンバーと竹仲さんがステージから下がりますが、アンコールしてもまだ1曲足りないぞ!とばかりにアンコール。(ほんの数分なのに、ものすごく長く感じました)

 すると、衣装を着替えて竹仲さんが登場。

E3. ありがとう(弾き語り)

 竹仲さんがインディーズ時代に初めてライブをしたのが、ここO-EASTだったそうです。(2002年7月7日、状況からして、たぶんオープニングアクト) 当時は持ち歌がこの“ありがとう”を含めて2曲しかなく、ギターの弦を切ってしまうハプニングなど、大変だったそうです。

 この二度目のアンコールの時、竹仲さんはここに初めて立ったときの衣装を着てステージに立っていました。初期の頃からのファンと思われる人が涙しているのを見て、「泣かないで、もらい泣きしちゃうから..」と、MCの時には感極まって涙してしまいましたね。

 でも、「次は、ワンマンでこのステージに帰ってこようね」とマネージャーに言っていたのが、4年後に自分でギターを持って歌って、バンドを引き連れてワンマンライブをしている竹仲さんがいます。

 CDで自身で入れているギターの音色を聴いていても、ギターの腕も上達したな、とわかる最近のライブ。私が参加しているのは今年に入ってからですけど、今年の前半よりもさらに表情に余裕が出てきたような気がします。これだけ歌って魅せられる人が世間的にはまだマイナーなんて、と、今年前半まで「アンテナ感度最低」で、今でもあまりアンテナ感度が上がってない私が言うのも難ですけど..。

 竹仲さん、私一押しのミュージシャン・アーティストとして、これからも支えていきたいと思います。これだけ聴けて返送料込みで4,000円は安かったかも、とかなり満足です。

 で、ちょっと付け足し。

 バンド構成とは言っても、このバンドはかなり変わっています。まず、キーボードとグランドピアノがあって、バンドなのにキーボードではない曲があること。ベースもエレクリックベースだけではなくて、曲によってはコントラバスのピチカートの曲があること。(ピチカートでは、ヤマハのサイレントベースを使っていましたね) ドラムのスティックにマリンバマレットを使った曲があることです。どちらかというと、ジャズの基本バンド構成に近いんです。CD音源の収録にもONKIO HAUSをスタジオに使っている曲があって、楽器に妙に空気感があるな、と思ったらスタジオがかなり良かったんですね。

 残念なのは、ツインギター構成ながら、竹仲さん本人がギターにカウントされているため、ハンドマイクで歌ってしまうとギターが1本になること。バンドでギターが1本だと音が少し寂しいので、もう一人いるトリプルギターだと、なんてクラプトンのライブ告知を見ていて思ったのでした。

その他関連:
コブクロ小渕も登場、竹中絵里ワンマンライブ(ORICON STYLE)
竹仲絵里、8月29日SHIBUYA O-EASTライヴレポ(BARKS)
Posted by キャニオン at 19:00 | comments (0) | trackbacks (1) | 音楽 > Live!

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