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2009.12.16 Wednesday

◇ 既得権化された楽団補助なんて要らない

 タイトルそのまんま。

 表向き文化・芸術とか何とか言ってますが、結局、人にお金を払ってもらってやるわけで、それは商業芸術そのもの。聞きに来てもらえず、飯が食えないというのなら、やっている内容が悪いわけで、工夫しない自分たちが悪いということになる。

 私のような会社員だって、自分の勤めている会社も、基本的には商品開発で工夫して生き残っているわけで、それができないのなら行き詰まってつぶれるしかない。

 音楽では義務教育で譜面の見方とか、クラシックなどに関する知識を少しは教わっているわけだけれども、個人的に見ていて一番心躍ったのはモダンジャズの生演奏であって、クラシックじゃないのね。そんなクラシックだって、昔は王侯貴族や民衆に喜んでもらうためにできた音楽なのだから、そこから進展しないこと自体がおかしい。つまらない、受け入れられないのならば、変わらなければいけないわけで、変われず、受け入れられない代物なら延命させずにそのまま消えてもらう方が良い。

# ちなみに、私は現政権の仕分け作業のやり方に全面的に賛成しているわけではなくて、ビジョンの無さに憤りすら感じているくらいなのですが、科学と技術の位置づけに関して、どれだけの人が価値を理解しているのかも、中にいて、科学史を勉強している人にしかわかり得ない現状も辛いです。(ゼロリスク神話なんてあり得ない..、この日本の科学リテラシーの低さ..)

・科学→30年以内に価値を持つかもしれない現象や法則の研究
・技術→10年以内の飯の種

 という風に捉えているので、技術はこれから飯を食っていきたい人たちが勝手に金を出せばよいのだけど、科学はそうではない。しかし、今までは権威と言われる技術系の人たちに多くのお金が行っていたのが実状なわけで、そういう点に関しては仕切り直しをしても良いとは思う。科学や教育を技術と一緒くたにして予算の一律に削減してしまうやり方に関しては断固反対。
Posted by キャニオン at 20:57 | comments (0) | trackbacks (0) | 雑談

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