[竹井詩織里] Diary(Al)

2007.05.10 Thursday 04:55
キャニオン


 「多少の期待を抱いても、し過ぎることはないな」というのが最近のBEINGなのですが、先行シングルの出来を見てもその言葉が良くも悪くも当てはまる作品ですね。

 先行シングルの出来については今さら話す必要はないので、わりと気に入った一部のアルバム曲についての感想を。

 自作曲の“迷子の街”。『Like a little Love』に収録された“流星”と違って、取って付けた感がないメロディで、リズムやアレンジがかなり良いように感じられました。強いて言うなら、これに生のフリューゲルホルンとアップライトベース(ウッドベース、というのは正しい言葉ではない)の音を加えるとよりあたたかい曲になったのではないかと。打ち込みのブラスアレンジは安っぽく感じます。音量が大きい管はどう入れるかが勝負ですが、要は楽器の選択と奏者を含めた用いようです。

 あとは“並木道”と“sweet home”が得意なジャンルになるのか、竹井さんらしい良さが出ているように思えました。特に、関西の若手ピアノトリオが参加している“並木道”の雰囲気は(GIZAが出している音源にしては)すばらしいですね。(世間的にはこの辺が「並の仕上がり」だと思います)

 アルバムの“きっともう恋にはならない”以降の流れが良くできているように感じたんですけど、ちょっとパンチが足りないというか、曲順が良いだけにそのまま流れていくのがアルバムの出来として惜しいですね。個人的には“蜜月”クラスの楽曲が中盤に1曲欲しかったです。(あの曲に関しては増崎さんのアレンジとギターがすばらしかった、というのもありますが..)

 最後に。このCDの紹介が今さらになった理由は、あまり聞き込んでいなかったというだけなんですけど、これには理由があります。最近イベントライブを通りがかりで見たり、好きこのんで歌を聞くようになった人たちと比べると、ボーカルの水準が「今年デビューするの?」というレベルに感じられてしまうのです。

 声質としては良いものを持っているとは思うんです。詩のセンスも悪くないと思いますし、自身作曲の曲調も悪くはなくなってきたとは思います。でも、声の張り上げ方が拙い。この曲調、このセンスで売って行くにはもっと上手くないと辛いと思うんです。(ジャンルとしては有望です。テレビに出なくてもUSENやラジオだけで充分話題になれます)尤も、この手のボーカルトレーニングを請け負ってくれそうな人が社内にいるかは甚だ疑問ですが..。(理由が聞きたければライブの前のオフ会かどこかで突いたら答えるつもりです。書くと長いし、ある種の勘なので..)

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